ケージ・キャリーの取り扱い

ロストを防ぐための基本

飼い鳥といっても大きさや性格は多様で、時に予期せぬ動きをすることもあり、正しく使っていても絶対安全とは言い切れません。しかし、ロストや事故を防ぐため、以下の基本のポイントを徹底することが大切です。

両手で底から抱えて持つ

ケージやキャリー、プラケースの持ち手だけでぶら下げて持つのではなく、両手で底から抱えて運ぶのが底外れを防ぐための原則です。後にご紹介する、荷締めベルトやゴムバンドなどで補強をして更に安全性を高めることができます。

取り扱い説明書を読む

説明書を読まずに、何となくで組み立てて、そのまま使っていませんか?
組み立て方だけではなく、「使用上の注意」を見落としたまま、誤った使い方をすることで思わぬ事故や破損、劣化にも繋がります。

ロックの向きは?

かんぬきの大きな前扉がついていて、愛鳥が出入りしやすくなっていて人気のいわゆる「手乗り」タイプのケージ(国内メーカー製)については、以下の参考画像のようにロックの向きを間違えてしまうと、小型鳥でも内側から簡単に開けることができるので特に注意が必要です。

金網がずれていないか?

ケージを組み立てる際には、金網が1列でも「ずれていないか」充分に気を付ける必要があります。
強度が下がり不安定になるため、気付かずに使っていると、ちょっとした衝撃で分解してしまうリスクも。

+αの安全対策

ケージやキャリーに対して、身近で手ごろなものを使って、事前にできる対策があります。
日頃からナスカンなどを使って扉が開くのを防ぎ、荷締めベルトやゴムバンドで底外れを防ぐこと
金網の接続部分に、結束バンド(※)で分解対策をするなどです。
できる対策を施した上で、外出時にはバッグに入れて運ぶことで更に安全性が高まり、保温にも繋がります。