大切な鳥さんとのお出かけや、通院、災害時の避難……。
移動が必要な場面で、多くの飼い主さんが悩むのが「ケージで連れて行くべきか、それともキャリーを使うべきか」という選択です。
キャリーを選ぶ最大の理由は、その持ち運びやすさと、鳥さんの健康や安全を守るための工夫がしやすい点です。
安静に保つ:キャリーは限られた空間で鳥さんの動きを最小限に抑えることができ、体調が悪い時やケガの際に無理なく移動できます。
保温がしやすい:キャリーごと保温性のあるバッグに入れることで、寒さや風を防ぐことができます。
手入れが簡単:多くのキャリーは組み立てや分解が容易で、掃除もしやすい設計になっています。
価格が手頃:手頃な価格で入手可能なものが多く、市販のものを実際に手に取って入手しやすいです。
ただし、注意点も多く
多くの製品はシンプルな留め具やスライド式の扉が採用されており、強度が十分でない場合、移動中に扉が開いたり、底が外れてしまう可能性があります。このため、ナスカンや結束バンド、荷締めベルトなどで充分に安全対策を行う必要があります。
数あるキャリーの中でも、小型~中型の鳥さんと幅広く多くの愛鳥家に支持されているのが、HOEIハートフルキャリーです。その理由は、移動時の使いやすさと、丈夫な作りのバランスにあります。
頑丈な作り:しっかりとした構造で、移動中の衝撃にも耐えられる設計。
使いやすい前扉:出入りがしやすい大きめの扉は、鳥さんのストレスを軽減し、診察時にも便利。
エサ入れが外から操作可能:ケージのようにエサ入れが外から出し入れできるので、災害時や避難時にキャリーを開けずに世話ができます。
医療現場での利便性:鳥さんのサイズや状況により異なりますが、獣医師がエサ入れの小窓から手を入れて診察することが可能な場合もあり、院内で飛び立って追いかけまわすようなリスクが減らせ、双方の負担が軽減されます。
しかし、どんなに優れたキャリーでも絶対安全というわけではありません。扉の開閉や底外れ、万一の破損に備えるためのさらなる対策が必要です。
「キャリーバンド 底外れ予防用」のご紹介
HOEIハートフルキャリーは非常に頑丈ですが、移動中の不意な衝撃や経年劣化には万全を期したいもの。そこでおすすめしたいのが、ぶろんしゅさんの制作されている「キャリーバンド 底外れ予防用」です。


「キャリーバンド 底外れ予防用」の特徴と魅力
調整が効かない代わりに、締めすぎてキャリーを傷める、逆に緩みすぎてすぐに外れてしまうことがありません。ハートフルキャリー専用サイズなので、余計な調整が必要ありません。鳥さんを包み込むようにぴったりフィットし、底が外れるリスクを軽減します。
鳥さんによっては苦手な色があります。このキャリーバンドは全体的に落ち着いた柔らかな色味が特徴で、鳥さんに安心感を与えます。
マジックテープ式なので、シンプルに手間なく装着が完了。初めての方でもすぐに使えます。
人気のSANKO ウィズキャリーM に対応したものも販売されています。
他のキャリーを使う場合も、適したサイズが選べるのは安心ですね。

ご紹介したのは短辺用ですが、以下にご紹介する同じシリーズのキャリーバンド 扉開き・底外れ予防用を組み合わせることで、キャリー全体をしっかり固定することができます。これにより、より安心して移動が可能に。
「キャリーバンド ドア開け 底外れ予防用」のご紹介

元々丈夫なキャリーであることから、1本で充分活躍してくれるキャリーバンドですが
「前扉」を抑える形で、「キャリーバンド 底外れ予防用」と組み合わせて更に強化するキャリーバンドをご紹介させてください!
この商品は、実は私自身が「こういうのがあったら、より安心だな」と個人的にオーダーをお願いしたことからスタートしました。
ぶろんしゅさんが私の漠然としたイメージを実用的な形にしてくださり
「キャリーバンド 底外れ予防用」をベースに、さらに強化した対策として、「キャリーバンド ドア開け 底外れ予防用」が完成しました!



ドア開け・底外れ用 + 底外れ予防用 各1本







ドア開け・底外れ用 + 底外れ予防用 各2本







特長とメリット
最大の強み:全体をホールドする安心感
短辺用(底外れ予防用)と組み合わせることで、キャリー全体を包み込むように固定可能。縦横、最大4本のバンドを組み合わせれば、キャリーがまるでハーネスのようにがっちりと安定し、移動時の安心感が格段に向上します。
組み合わせたままの状態で簡単に着脱ができるので、普段使いがしやすいのも安心です。
ハートフルキャリーの大きな扉部分をしっかりとホールドし、移動中の衝撃による不意な開閉を防ぎます。
完全なロックにはならないため、ナスカンなどのドアロックとの併用をしましょう
このバンドには、短辺用キャリーバンドを通すための穴が設けられています。この仕組みにより、横ずれの心配を解消し、バンド全体がより安定してフィットします。
前扉を開放中に一時的にバンドを留めておけるマジックテープが付いていて、細やかな心配りを感じます。

まとめ
「キャリーバンド ドア開け・底外れ予防用」は、飼い主さんと愛鳥さんが安心して移動できるように考えられた特別なアイテムです。
短辺用と組み合わせることでキャリー全体をしっかり固定し、横ずれ防止や扉開放時の安心感をプラスします。
このバンドが、飼い主さんの「もしも」に備えるお守りのような存在となり、大切な鳥さんとの移動をより安全で快適なものにしてくれることを願っています。
安心感をプラスするひと工夫を、ぜひお試しください。
オンラインショップでは、市販キャリーに合わせたサイズの手づくりキャリーバッグのほか
長さを調節できるタイプで汎用性の高いキャリーバンド 「むすびちゃん」の販売もされています。
(以下、参考写真)





