あぶない!ながら放鳥

事故対策
まるっほ
まるっほ

楽しいはずの放鳥の時間。それが一瞬で終わりになることがあるのが、鳥を飼うことの難しさです
ながら・・・放鳥あらゆる事故につながってしまいます…!

していませんか?こんな放鳥…

家事、趣味、仕事をしながら、ただ毎日決まった時間に「出しているだけ」
そんな放鳥になっていませんか…?

特に危険!ながら放鳥
  • 料理しながら
  • 食事しながら
  • 運転をしながら(車内放鳥)
  • 寝ながら
こんなことも、していませんか?
  • 見失うことがよくある
  • 一日中家の中で出しっ放し
  • ケージに帰す時はいつも追いかけ回す

それぞれの危険性について以下で解説していきます

料理・食事をしながら

料理中に肩に乗ってきたり気づいたら足元にじゃれてきて困っちゃうけどかわいいなぁ~
つまみ食いしに来る!食いしん坊だもんなぁ~
食事と一緒に写してSNSにアップしたら沢山いいねがついた!
うれしいなぁ~もっと沢山写真を撮ろう!

まるっほ
まるっほ

人間の食べ物に興味きょうみを示すさまはしたしみやすく、見た目にかわいらしいものですが…
一部の食品を除いて、人間用の加工食品は鳥にとっては必要のない塩分油分が多く不健康なことに加え、誤飲ごいん火傷やけど溺死できしなどの多くの事故の元です。
それが習慣化しゅうかんかしているということは…そんな事故がいつ起きてもおかしくない状況なのです。

誤飲事故の危険

鳥にとって有毒なもの、危険なものが沢山あります。

物理的な事故

誤飲ごいんすると危ないものを全て把握はあくしてそれをけたとしても、残念ながら危険な状況には変わりありません。
飛んできて足を滑らせて鍋に落ちてしまった、飛沫ひまつ火傷やけどをしてしまった
熱湯ねっとうに入ってしまい幸いにもおぼれずに済んだとしても、ショック死・広範囲こうはんい火傷やけどし後から命を落とすこともあります。
そして、足元に気付かずんでしまった…どれも、いたたまれません。

食事・料理中はケージに帰すこと
そして放鳥中の飲み物には間違っても入らないようにフタをしたり、フタ付きのタンブラーや水筒すいとう、ペットボトルなどを利用しましょう

運転しながら(車内放鳥)

鳥自身への危険としては
パニックを起こした際に窓へぶつかる
(通常の室内であればカーテンで保護できる)
事故じこが起こったさい生存率せいぞんりつの低下やロスト

そして運転手自身への影響えいきょう操作そうさミスやよそ見の原因
事故を生むきっかけになりかねません

道路交通法第55条第2項(乗車又は積載の方法) 車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。

法令検索:道路交通法第55条第2項より引用

愛犬を膝に乗せて運転がきわめて危険な行為であるのと同じく
鳥自身にとっても、周りにとっても危険な運転です
大人しくしてくれていると思っていても、移り変わる景色けしきの何に刺激しげきを受けるかは分かりません

とーふぇ
とーふぇ

ナスカンなんかで対策したキャリーやプラケースに入ってもろて、すっぽり入るバッグに入れて
車にせるときは動かんようにしっかり固定してな!頼むで!

まるっほ
まるっほ

きちんとキャリーに入れていて放鳥こそしていなくても
わき見運転・・・・・しないよう、普段以上に運転に集中しましょうね…

寝ながら・寝不足

ついうたたねしてしまって目をはなしたことによる事故
最悪の場合、つぶしてしまう事故も充分じゅうぶん起こります
眠いとき、精神的余裕せいしんてきよゆうが無いとき、体調がすぐれないときは判断力はんだんりょくにぶことがあり、思わぬ事故につながるおそれもあります。

眠いときや精神的余裕が無いとき、そして体調がすぐれないときは無理に放鳥しないようにしましょう

見失うことがよくある

あれ、そういえば何処どこに?こんなところに居たなんて…
なんてことがしばしばある方も要注意です
目をはなしてしまったことで起こる誤飲ごいんや物理的な事故
ドアはさみ、ソファにすわるときなど気付かずにつぶしてしまった…など

「まさかそこにいるとは思わなかった」
「家族がみているものだと思っていた」

常に視界しかいに入れるつもりで「今どこに居て何をしているか」把握はあくしておきましょう
ご家族とも声を掛け合いながら共有きょうゆうしていきましょう

一日中家の中で出しっ放し

危険を取り除いた鳥専用の部屋ではなく、人が通常通り暮らす部屋で一日中出しっ放し。
これは放鳥ではなく、放置です。

とーふぇ
とーふぇ

いつ何が起きてもおかしくないんやで…
もしこういう状態でそれが当たり前になっているのだとしたら、どうにか考え直してほしいんやで…

ケージに帰すときにいつも追いかけ回す

上に書いていたとこを全てクリアしていても、こうなってしまう飼い主さんは少なくないと思います
以前は管理人もそうでした。
スムーズに帰れないことでの事故の危険性としては
お手洗いへ行くとき
急な来客、宅配がきたとき


ケージに帰せず飼い主が部屋を出て行ってしまう場合があり
それにより目をはなす時間ができるということです。

追いかけられる鳥さん、そして飼い主側もあせることがありストレスになります
しかし、スムーズに帰ることができれば放鳥時間をもっと充実させることもできます

管理人の場合

あくまで管理人の場合ですが、
バードトレーナーの方が主催しゅさいするオンラインセミナーで相談したことがきっかけになり、劇的げきてき改善かいぜんしました。

・ケージに入れた手の平にシードを用意する
・食べてもらえたらシードが無くなるまで開けたまま待つ
・無くなったらすぐに手を引っ込めるケージは閉めない
・無理のない範囲はんいり返す(慣れてきたら徐々じょじょに閉める、あせらないこと
・放鳥中におやつなどで満腹まんぷくにさせない

数日後には完全に学習しており、そこから今日に至るまで帰宅拒否きたくきょひというものがまだ一度もありません。
だいたいペレット7割(午前中)シード3割(午後)と分けており、量も計量していて適度てきどに空腹状態でした。
戻りたがらない環境や原因、改善かいぜんの手段は他にもあるかと思いますが、参考の一助いちじょになれば幸いです。

トレーニングのすすめ

まるっほ
まるっほ

関係改善かんけいかいぜんや、安心して暮らすためにもトレーニングはおすすめです!
コロナの影響でオンラインセミナーが増え、初心者や遠方えんぽうでも気軽に受けられるようになりました!

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まとめ

飼い鳥は少なくない時間、関係によっては濃密のうみつな時間を何年も共に過ごす存在です
油断ゆだんを誘うのも、れが生じるのも、ミスが起こるのも誰にでも充分有り得ます
しかし知ってあらかじめ対策をすることで危険をある程度ていど回避かいひすることもできます
当たり前になっていたことが実は危険ではないか?と振り返る一助いちじょになれば幸いです

まるっほ
まるっほ

私もまだまだなので、一緒に気をつけていきましょうね!!

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